骨盤の治療にこだわるわけとは
私達は元山田クリニック院長、山田仁先生が提唱した腰痛の根本原因は腰椎の土台である骨盤という立体骨格のゆがみ(=骨盤のアライメントの異常=主に仙腸関節の機能異常)にあるという骨盤性腰痛理論に基づいて臨床・指導を受け様々な腰痛疾患の治療に携わってまいりました。その後、骨盤専門の治療院を立ち上げ20年以上骨盤を軸とした治療を行っています。
なぜそこまで骨盤の治療にこだわるのか!?
それは腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛などが治るのを実感しているからです。20年も治療師をしていると様々な治療法に出会いますし、色々な治療法を試したりもします。しかし今のところは骨盤治療がもっとも成果が高い治療法であると身をもって体験しているからです。
そもそも腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛の人の殆どは骨盤がゆがんでいます。ゆがみの原因は骨盤の関節の不具合(ひっかかり感)と筋肉の過緊張。まずこの2つの原因を取り除くことが完治への近道です。
どのような骨盤になれば楽になるの?
理想的な骨盤の位置とは!?人間の体重の中心は
骨盤の中にあり第二仙椎の前方です。ちょうど骨盤の真ん中、中心部に重心があります。したがって骨盤がゆがんでいると重心がずれてしまうのです。
重心がずれてしまうことでそのずれを直そうと、さらにゆがみがひどくなる恐れがあります。
結果身体を支える筋肉にも過度の負担が生じたり、左右前後の筋肉の偏りが出てきます。このような悪循環が続くことで痛みが現れるのです。
もっとも
理想的な骨盤の状態とはニュートラル(中立)な位置、重心が骨盤の真ん中にあり骨盤の周りにある腸腰筋や大殿筋、中殿筋などがしっかり働いていてサポートいることです。
ニュートラルな
骨盤の仙腸関節は「遊び」がある状態です。関節に適度な柔軟性「遊び」があることで、腰や骨盤へかかる負荷をうまく逃がしてコントロールできるのです。
ニュートラルな骨盤づくりに必要なこととは
@正しい骨盤位置をつくる
骨盤の状態は十人十色、その人の生活環境や癖などに大きく左右されます。まずは骨盤の位置を真ん中にくるよう中立な位置に調整してあげることです。骨盤が前傾しすぎていてもダメだし、反対に後傾しすぎていてもダメなのです。また開きすぎていたり閉じすぎていてもダメなのです。中立な状態をつくりあげるには筋肉の緊張をほぐし、関節の動きを正常にすることで骨盤を本来の位置に調整していきます。
A骨盤を支える筋肉づくり
骨盤を整えるだけでは一時的な効果になってしまい、すぐに骨盤はゆがんできてしまいます。ニュートラルな状態を保つにはそれを支える筋肉を鍛える必要があります。どこの筋肉が弱いのか、偏った使い方をしていないかなどを確かめて、その人の体に合った適切な筋肉を鍛えることではじめて骨盤がニュートラルな状態で安定するのです。
筋肉づくりにはタイミングも重要です。痛みが強い時に行ってしまうと悪影響を及ぼすこともあります。また骨盤を支える筋肉がしっかりつくまでには時間もかかります。骨盤ベルトを使ってニュートラルな位置を身体に覚えさせてあげることで早く骨盤が安定してきます。
あなたの骨盤のゆがみはどのようにゆがんでいるのか?
どの筋肉や関節が正常に働いていないのか
ニュートラルな骨盤で安定させるには、どの筋肉を鍛えれば良いのか?
このようなことをしっかり判断し、適切な治療・指導をしていくことが治療をしていく上でもっとも重要です。私たちは骨盤を専門に治療しているため、患者様のゆがみにあった治療とケアができるのです。
治せる治療の追及
骨盤にある関節の中で、まず最初にアプローチするのは仙腸関節です。仙腸関節に不具合(ひっかかり)があると骨盤のゆがみや腰痛の原因になるので仙腸関節に遊びができるように治療をします。また骨盤には仙腸関節以外にも股関節や腰仙関節があります。日常生活の動作ではこれらの関節が連動することで骨盤をスムーズに動かしています。1つの関節だけで動かしているわけではないのです。例えば仰向けに寝て膝を胸につけるような動作をしたとします。股関節を屈曲させているだけの動作と思いがちですが、この動作には(股関節屈曲 → 骨盤後傾 → 腰椎後湾)という関節の連動性が見られます。
骨盤には多くの筋肉群(腹筋群、背筋群、殿筋群など)が付着しています。これらの筋肉は骨盤をスムーズに動かす働きと、骨盤や腰椎を安定化させる働きもあります。
このような関節や筋肉がしっかり機能しないことが身体のゆがみにつながり、痛みやしびれの原因になっているのです。
したがって骨盤をニュートラルな位置に安定させてあげれば、
骨盤周囲の筋肉の偏りがなくなり三位一体の関節の連動性が生まれます。これこそ腰痛の根本治療なのです。
まとめ 本当に良い骨盤を手に入れるために知っておきたい7つのこと
- 正しい骨盤の位置は、体の中心ちょうどど真ん中でやや前傾気味
- ニュートラルな骨盤とは、骨盤が体の中心にあり前後左右にスムーズに動き、周りの筋肉がしっかりサポートしている状態でこれがもっとも理想的な骨盤
- 腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛の多くは骨盤の関節の不具合(ひっかかり感)と筋肉の過緊張が原因
- 骨盤の関節の中でも最も重要なのは仙骨と腸骨をつないでいる仙腸関節
- 関節に適度な圧をかけて関節包内運動をスムーズにさせ、関節に適度な「遊び」をつくることが重要
- 関節の適度な「遊び」があることで腰や骨盤への負担が分散し痛みが軽減される
- 整った骨盤も日々のクセや生活環境ですぐにゆがんできてしまうので、なるべく自分に合ったエクササイズやストレッチを毎日行う
当院が選ばれる3つの理由
なぜ当院を選んだのか!?当院に通われている患者様に聞いてみました!
No1 治したいから
当院は治療院です。治せなければ意味がありません。患者様も腰痛・ヘルニア・坐骨神経痛などの症状を持った方が多くいらしています。当然そのような患者様を治療することが増えるます。自然と経験や技術が身につき治療ノウハウが増えることで、様々なタイプの症状に対応するだけの引き出しがあります。
No2 骨盤専門の治療院だから
最近は骨盤が重要という認識が浸透してきました。多くの治療院でも骨盤矯正を行っており骨盤を治したいけど、どこの治療院に行けば良いか悩んでいる方も多いようです。当院は骨盤専門の治療院なので骨盤のゆがみによる様々な症状の方がいらしています。どんな分野でもそうですが、専門的にやっているところは強いです。知識や経験の量が違います。骨盤を治したいなら、やはり骨盤を専門に治療しているところをオススメします。
No3 安心感・信頼感があったから
雑誌などのメディアで紹介されているのを見ていらしてくれる患者様も多いです。私達の治療院はメディアでの広告宣伝などはしておりません。紹介して頂いているメディアはすべて骨盤や腰痛などの解説、エクササイズ監修、商品開発などであります。少しでも多くの方に正しい情報、ためになる知識を伝えたいという気持ちでおります。このような分野でも積極的に発信していこうという思いが皆様に伝わっていただけると嬉しいです。
施術の流れ
問診・視診・触診
治療に入る前に問診で詳しい状態を聞き、触診で体のゆがみをチェックします。これにより、治療方針を決めます。治療前の触診や視診はかなりの経験が必要です。これまでのべ数万人の患者様を治療している経験と、骨盤矯正を専門に行っている当院だから、微妙な身体のゆがみや筋肉の緊張も見逃すことなくチェックすることができます。
ここで紹介した身体のゆがみを検査する方法は、ほんの一部です。ゆがんでいるのを自覚している場合は、私達が診るとかなりゆがんでいる事が多いです。自覚症状が出てくる前にこのようなゆがみを治して、未然に痛みやしびれを防ぐことが理想です。
骨盤への施術
骨盤だけでなく全身の筋肉や関節をほぐしていきます。人間の体は千差万別ですし、生活環境も様々です。同じ腰痛でも治療の仕方は患者様によって違います。骨盤の周囲は足でほぐしていきます。足の裏は手や指に比べて、あたる面積が大きいので見た目よりもソフトな感じで気持ち良いです。ここで紹介しているのは骨盤整体コースの施術方法です。
- マタニティー骨盤ケアコースや産後骨盤ケアコースは施術方法が異なります。
アフターケア
骨盤のゆがみは日頃の偏った姿勢が原因になっていることが多いです。せっかく整えても、日常生活で偏った姿勢や、無意識にしてしまうクセなどを気をつけなければ、またすぐにゆがんできてしまいます。当院では患者様ご自身でも骨盤ケアができるように次のような方法をご指導しています。
腰回運動法
すべての運動法やストレッチのの基本となる運動です。腰痛などの症状がなくてもこの運動をすることで、全身のバランスを整えることができます。
たすき巻き
肩こり、猫背、首のこりに効果的です。軽く巻いておけば家事やお仕事中に長時間巻いていても大丈夫です。
- ゴムバンド運動 腰を回して骨盤を柔軟にしゆがみや癖を矯正
- 骨盤ストレッチ ゆがみや痛みからくる筋肉の緊張をほぐす
- 筋力トレーニング 骨盤周囲の筋力を強化してゆがみにくい骨盤に
山田式フリーバンドを利用した運動法の一例です。ストレッチだけでも十分効果がある場合もありますが、痛みやゆがみがひどい時はゴムバンドを使用した方がより効果的です。
日常生活での姿勢やクセを気をつけることも大事です。患者様のゆがみに合わせた生活指導も行っています。 治療はもちろん大事ですが、患者様自身で行うアフターケアをすることで早く症状は改善します。
治療師からのメッセージ
ここで紹介した治療の流れは基本的なものです。治療方法にマニュアルはありません。患者様一人一人の症状や体型が違うように、治療の方法もそれぞれ違います。
基本的には初めに担当した治療師が2回目以降も担当します。同じ治療師の方が、患者様の状態をより詳しく把握できるからです。患者様の症状に合ったベストなオーダーメイドの治療を心掛けております。また治療後のアフターケアも重要です。ゴムバンドを使った運動、骨盤のストレッチ、筋力トレーニングなど皆様の体にベストなケアの方法を指導いたします。