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骨盤整体 高田馬場施術室は腰痛・ヘルニア・坐骨神経痛・産前産後の骨盤ケアを専門とする治療院です。

TEL. 03-3202-2720

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1−27−1 
ファインテックビル501

女性の骨盤はゆがみやすい

なぜゆがみやすいのか?

女性の骨盤は構造上の問題・女性ホルモンの影響・妊娠や出産などの影響で男性よりも負担がかかりやすく、ゆがみやすいと考えられています。
  • 分娩時の胎児の産道となるために、構造そのものが開きやすくなっている
  • 筋肉が弱い
  • 生理周期によるホルモンバランスの影響を受けやすい
  • 子宮や卵巣を守るため骨盤周囲に脂肪がつきやすい
  • 妊娠、出産時に骨盤への負担が大きい

女性ホルモンによる骨盤への影響

エストロゲン(卵胞ホルモン)
分泌時期・・・月経前から排卵までがもっとも多く分泌される
作用・・・骨盤を締める。女性らしさを作るホルモンと言われている。

プロゲステロン(黄体ホルモン)
分泌時期・・・排卵後から月経まで優位に分泌される
作用・・・骨盤を緩める

リラキシン(卵胞ホルモンの一種)
分泌時期・・・月経前と妊娠3ヶ月頃〜産後2、3日頃まで
(産後数ヶ月はホルモンの作用が働くと言われています。)
作用・・・骨盤を緩める。特に骨盤の関節を支えている靭帯をゆるめる作用があり恥骨結合部や仙腸関節がゆるみやすい。これは出産をスムーズにさせるためであると考えられています。 

妊娠、出産による骨盤への影響

 骨盤の性差
 女性の骨盤腔が広いのは、胎児を宿し分娩時には胎児の産道になるため骨盤の構造そのものが開きやすくなっています

 妊娠→出産→産後の骨盤の状態とケア

妊娠時の骨盤はゆるみやすくなっています!

妊娠3ヶ月頃からリラキシンという卵胞ホルモンの一種が分泌されます。どんどん成長していく胎児を骨盤腔で育てなければならないため、骨盤に柔軟性をもたせなければなりません。また分娩時には産道になるため出産をスムーズにするためにも骨盤が緩んでいる状態が必要になるのです。
昔は女性も農作業を手伝ったり家事も重労働だったりしたので、足腰の筋肉がしっかりついていては今よりも丈夫だったはずです。ですからホルモンの生理的作用で、妊娠や出産時には骨盤を緩めることが必要だったのです。
それが今は仕事もデスクワークが多く座りっぱなしで、電化製品の発達で家事も楽になりました。女性の足腰は昔に比べると大分弱くなっているのではないでしょうか。そのため妊娠する前から骨盤の関節が緩みすぎている方が非常に多いです。
このような状態だと妊娠中にホルモンの作用でさらに骨盤がゆるみすぎてしまい、腰痛・恥骨痛・股関節痛などの症状が出やすいです。内臓も下がりやすくなってしまい早産にもなりやすいようです。
妊娠中にこのような症状がある方は、骨盤が緩みすぎているためサラシや骨盤ベルトなどでなるべく骨盤を締めるようにすると痛みも改善され早産の予防にもなります。妊娠中に骨盤を引き締め安定させる筋肉を鍛えるのは難しいです。できることなら妊娠前からこのような筋肉を鍛えることで、妊娠中も楽に過ごせるはずです。

出産時の骨盤は骨盤下部が開いて分娩をスムーズに!

陣痛から分娩時にかけて、胎児の産道になる骨盤は仙骨のうなずき運動(ニューテーション)により骨盤が前傾し骨盤上部の腸骨が閉じて下部の坐骨が開いてきます。
 仙骨のニューテーションによる坐骨の開き 陣痛から分娩時にかけて、胎児の産道になる骨盤は 仙骨のうなずき運動(ニューテーション)により骨盤が前傾し骨盤上部の腸骨が閉じて下部の坐骨が開いてくる。
このように骨盤下部が開くことで産道を広げスムーズに出産できるようになります。

産後は骨盤の下部を締めることが重要!

妊娠初期から出産時にかけてリラキシンというホルモンの影響で坐骨が開いた骨盤は、分娩後ホルモンの分泌量が減るため緩んだ靭帯や関節が徐々に元の状態に戻っていきます。この生理的作用が上手く働けば、自然に妊娠前の骨盤に戻るのですが、骨盤周辺の骨盤を引き締める筋肉が弱かったり、骨盤がゆがんでしまいしっかり働かなかったりすると骨盤は開いた状態で固まってしまいます。
 

骨盤を妊娠前の状態に戻す

正しい方法で骨盤を矯正していけば、妊娠前よりもスタイルが良くなることも!
いつから骨盤を矯正していけば良いか?
産後どのくらいの時期から骨盤矯正を始めたら良いのか、産後すぐにという意見もあるようですが、当院では普通分娩であれば産後1ヶ月から、帝王切開であれば産後2ヶ月ぐらいから始めるようにしています。
産後の母体は大変疲れています。しかも乳児期は数時間おきに授乳もしなければいけないですし、生活リズムも赤ちゃん中心になってしまうため想像以上に疲労が溜まります。初産なら尚更です。まずはゆっくり体を休めて徐々に赤ちゃんの生活リズムに慣れてから、骨盤のケアを始めても遅くありません。
産後半年から1年ぐらいはホルモンの影響で骨盤は緩んでいて動きやすくなっていますから、すぐに始めなくても大丈夫です!
帝王切開の場合は普通分娩に比べると、骨盤の下部が開きにくいですが産後の母体の回復は遅いです。お腹を切っていますから腹筋に力が入りにくいため立ち上がったり、歩いたりするのは大変です。お腹に傷もあるので、産後2ヶ月ぐらいしてから骨盤ケアを始めれば十分です。帝王切開の場合はそれほど骨盤に負担がかからないから骨盤矯正をしなくても大丈夫と思っている方もいますが、骨盤を引き締めていくのに重要な腹筋群がうまく使えないため、やはり開きやすくゆがみやすい状態です。腹筋の代わりにベルトの力を借りて無理なく締めていけば元の状態に戻りやすくなります。

産後の骨盤ベルトの正しい巻き方

産後の骨盤は下部が開きやすいので、坐骨を閉じるように骨盤を引き締めていくことが大切です。骨盤ベルトの形状にもよりますが、およそおへそから指幅で4〜5本分下に巻くようにしましょう。この時、ベルトの下部が恥骨に少しかかるぐらいが理想です。「下過ぎかな」と感じるぐらいでちょうど良い位置に巻けています。

骨盤を引き締める筋肉を鍛えるのも忘れずに

産後は骨盤が不安定な状態です。授乳や抱っこなど偏った姿勢も多く、骨盤もゆがみやすくなっています。骨盤矯正を始めてしばらくは骨盤ベルトの力を借りて骨盤を締めた方が楽に骨盤を元に戻すことができますし、偏った姿勢による骨盤のゆがみを防いでくれます。最終的には徐々に骨盤周りの筋肉を鍛えていき自前のコルセットで骨盤を安定させることができるようになるのが理想です。

エクササイズは次の要領で行っていくようにしましょう。
  • @骨盤をリラックスさせて筋肉や関節を緩める。育児は偏った姿勢が多いので、まず骨盤周辺の筋肉や関節をまんべんなく動かしストレッチして骨盤を柔軟にしておきます。
  • A骨盤を調整する。骨盤周辺の筋肉や関節をほぐしたら、骨盤のゆがみを調整するエクササイズでなるべく骨盤をニュートラルな状態に戻します。
  • B骨盤を引き締め安定させる筋肉を鍛える。最後に骨盤をニュートラルな状態で安定させるために必要な筋肉を鍛えていきます。
     ・腹筋群
     ・大殿筋や中殿筋などのお尻の筋肉
     ・太ももの内側の内転筋
     ・骨盤底筋
@・Aは産後1ヶ月〜2ヶ月ぐらいから始めるようにしましょう。
Bの筋肉を鍛えるエクササイズは@・Aが無理なくできるようになり、余裕があれば体調をみながら少しずつ始めていって下さい。産後の状態によってエクササイズ方法は異なります。骨盤ケアコースを受けられる方は、ご自分の体の状態にあったエクササイズをご指導いたします。
産後は元の体型に戻すだけでなく、妊娠前よりも良いスタイルを手に入れられる絶好のチャンスでもあります! 

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